【自宅で食器にカンタン絵付け】ペベオ ポーセレン150の使い方・使用レビュー

※本サイトのリンクには広告が含まれています

自宅で食器に絵付けできる絵の具はないかな?

そう思ったことはないでしょうか。
オリジナルの絵付け作品は愛着もわき、生活を豊かにしてくれます。

しかし、一般的に絵付けといえば専用の絵の具を揃えたり、窯で高温で焼く必要があるため、なかなか自宅で出来るものではありませんよね。

絵付けの作品をもっと気軽に作ることが出来たらいいのに。
そう思って、自宅で絵付けできる絵の具がないか、探してみました。
そして見つけたのがこちら、ペベオ ポーセレン150です。

ポーセレン150なら、自宅のオーブンレンジで焼き付けできるので、絵付けのオリジナル作品が気軽に作れます。
その他にも、

  • 発色が色鮮やかできれい
  • 人体無害・安全だと認めるAPマーク適合の商品なので、安心して使用できる

などメリットがあります。
今回は、こちらの商品の使い方・使用してみた感想を書いていきます。

  • 自宅で絵付け作品を作ってみたい
  • ポーセレン150の使い方や使い心地が知りたい

という方の参考になれば幸いです。

Contents

ポーセレン150の使い方

ポーセレン150とは

フランスの会社、ペベオ社が製造している陶磁器用の水性アクリル絵の具です(ガラスにも使用可能)
家庭のオーブンレンジで焼成できます。

人体に無害な成分で作られた絵の具なので、生活の中で安心して使用できます。

もちろん、食器以外に絵付けしてもOKです!

絵付けの手順

STEP
素材をきれいにする

絵付けする素材を洗い、汚れや油分をきれいに取り除きます。アルコールで拭いてもよいです。
汚れや水分が残っていると、絵の具の定着が悪くなってしまうため、洗ったあとは拭いて水気が残らないようにします。

STEP
絵付けします

絵の具は沈殿しやすいので、底からよく混ぜて使います

絵の具を薄めたい時は、
ポーセレン150ディリューアント(薄め液)を使用します。
水を使うと絵の具の定着力が落ちるため、水で薄めないようにします。

失敗した場合は水やアルコールで拭けばOKです。
時間が経って絵の具が乾いてしまった場合は、水の中に浸けておくと剥がれます。

STEP
乾燥させる

最低24時間乾燥させます。
厚めに塗った場合は2〜3日くらい置くのが確実です。

STEP
オーブンレンジで焼き付ける

常温のオーブンレンジに入れ(余熱なし)150度で35分焼きます。

焼き付け後は、作品が冷めるまで1〜2時間は扉を開けずにそのままにします。
急激な温度変化で作品が割れてしまうのを防ぐためです。


焼き付け前と後で色が変わることはありません。

しっかりくっつきます!

食器用スポンジで洗っても大丈夫です。
尖ったものでひっかいたり歯が当たったりすると剥がれることがあるそうなので、念のため口に当たるところは絵付けを避けた方がよいかもしれません

ポーセレン150 使用レビュー

発色について

蓋に中の絵の具を塗って色見本にしてみました。

アクリル絵の具らしく、全体的に明るく鮮やかな発色です。
複数の色を混ぜて好みの色を作ることもできます

ゴールド(金)はやや黄色味が強い印象。
金属の粉は入っていないため、レンジの使用OKです。

黒の発色はやや薄いと感じました。
透明感のある絵の具なので、濃くしたい場合は重ねる必要がありそうです。

使用感は?

ポーセレン150は、ある程度含みのある筆でそこそこ太さのある線を描くと、とてもスムーズに描けました。
スルスルと筆が進み、ストレスがなく描き心地が良いです。

この絵柄は楽に描けました。


逆に、私の好みで細かい柄を描いてみたかったのですが、細い線で細密画を描くには不向きなようでした。

細い線を描きたい場合、細い筆に少量の絵の具を含むことになりますが、ポーセレン150は粘り気があり伸びがよくないので、頻繁につけ直すことになります。

115mm×115mmのお皿。試し描きを兼ねて色んな色を使ってみました

こちらの作品は10号の細筆で描きましたが、すごく時間がかかり、線も太めになりました。
特に金色は粒子が荒いようで、伸びが悪くやや描きづらかったです。

輪郭線を引くにはアウトライナー

そこで調べてみたところ、線を描きたい場合、ポーセレン150 アウトライナーで描く方法があります。

アウトライナーは、チューブから直接絞り出しながら描きます
(描いたところは厚みが出るため、乾燥に3〜5日必要)

先端に穴を開けて使いますが、小さな穴を開けると細い線が描けます。
(細密画のような繊細な表現までは難しいかもしれません)

例えば、輪郭線を描いて中を塗るという描き方がしたい場合は、このアウトライナーで線を描き、ポーセレン150で中の色を塗るのが良さそうです。

アウトライナーで描いた線は盛り上がるので、ベタ塗りのところとは違った表情になり、表現の幅が広がります。

アウトライナーを使って簡易的な金継ぎをしている方もおられるようです。
ちょっとした陶磁器の欠けや割れの修理にも使用できそうですね。

ポーセレン150は、輪郭線なしで色を重ねて描いていくトールペイントも相性が良さそうです。
Instagramで検索すると、素敵な作品の投稿がたくさんありました。

おわりに

初めて使う絵の具のため使用感に戸惑うこともありましたが、楽しい体験ができました。
この絵の具に合った描き方や表現方法を更に試してみるのも面白そうだと感じました。


絵の具の扱い方は難しくありません。
安全性のある絵の具なので、お子さまも安心して楽しく絵付けが出来ると思います。

自分で絵付けした作品は愛着もひとしお。
ポーセレン150を使って、ご家庭でオリジナルの作品作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。


\ブログ村に参加しています/

cotoのおはなし - にほんブログ村
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
Contents