今回は、私が持っているムーミンの本のことなどを書いてみます。
限定カバーの文庫セットや、スウェーデン語版の原書、マクドナルドのオマケだった絵本まで。
(ムーミン展で購入したポスターも載せています)
お部屋に飾っておくだけでも楽しい、ムーミンの本たちです。
子どもの頃から好きだったトーベ・ヤンソンの絵
小学生の頃、ムーミンの講談社文庫(紙の本)を全て持っていました。
ムーミンにはアニメ版もありますが、アニメの絵ではなく、この文庫のトーベ・ヤンソン本人が描いた絵に、なんとも言えない魅力を感じていました。
少し暗い雰囲気がするけれど、細い線で繊細に描かれた挿絵が好きでした。
講談社文庫というのも小学生の私からすれば、大人っぽいイメージがあり、持っているのが嬉しかったのを覚えています。
コンパクトな本の佇まいと、薄い紙の質感も好きで、時々パラパラとめくって挿絵を眺めていました。
文庫の挿絵をなぞってプラバンを作ったりもしました。
その時の作品がまだ残っていたので写真を載せておきます。
キーホルダーなどにするでもなく、ただプラバンにしただけのものですが、
こういう意味のないものを作るのが、昔から好きだったんですよね。
しかし、いつの間にかその文庫はどこかに行ってしまいました。
ムーミン童話 限定カバー版
そして、大人になってから出会ったのが、こちらの文庫セット。
こちらは、2014年、トーベ・ヤンソン生誕100周年を記念して出版されました。
スウェーデン語のオリジナルカバーに使われていた、ヤンソンのカラー絵をデザインした限定版です。
本屋さんで見つけたとき、「こういうのを待っていた!」と思い、すぐに購入を決めました。
ちょうど、ムーミンを読みたいと思っていたのだけれど、以前持っていた文庫がもう手元になかったんです。
しかも、大好きなヤンソンの絵が生かされたデザイン。
箱にもカラー絵がぐるっと印刷されています。
本当に気に入っていて、今も部屋の見えるところに飾っています。
実は、この本を手に入れてから、初めて中身をきちんと読みました。
子どもの頃は、しっかり読まずにほぼ挿絵だけ愛でていたのです。
一通り読んで、1番内容がしっくりきたのが、「ムーミン谷の11月」でした。
ストーリー展開で楽しませる他の本に比べて、この本はやや内省的な内容になっています。
ムーミンも出てきません。
でも、私には、ちょっと考えさせられるこの本を読む時間が心地良かったです。
ムーミン谷の11月 スウェーデン語版
いつだったか、ムーミン展に行った時に購入した、スウェーデン語版の本です。
表紙のフィリフヨンカが着ている、鮮やかなピンク色のワンピースの色も好きです。
スウェーデン語系フィンランド人だったトーベ・ヤンソンは、
ムーミンシリーズをスウェーデン語で執筆しています。
ムーミンファンとしては、現地で販売されているそのままの本も魅力です。
日本語版よりも、ヤンソンに近づくような気がして。
スウェーデン語は読めないのですが、つい購入してしまいました。
スウェーデン語でヤンソンが書いたそのままの言葉を、いつか読めたらいいなぁ、という淡い夢を持っています。
マクドナルドのオマケのムーミンの絵本
こちらの絵本は、2016年にマクドナルドのハッピーセットのオマケとして登場しました。
絵は、フィンランドのムーミン・キャラクターズ社の公認作家であるリーナ&サミ・カーラ夫妻が書き下ろしたものです。
ヤンソンの世界観を損なうことなく、丁寧に描かれた絵本は、とても完成度が高いです。
こちらは販売期間が終わってから存在を知りました。
欲しいなと思ったけれど、もう手に入らない。
そんな時はどうするか。
メルカリなどの、フリマアプリです。
メルカリで6冊セットを一度に購入しました。
このように、廃盤の商品を手に入れる機会があるのも、フリマアプリの良さです。
この絵本、内容は子供向けですが、鮮やかな色使いがセンス良く、かわいい。
こちらも部屋に飾って楽しんでいます。
ムーミン全集[新版]
久しぶりにムーミンの本についてネット検索してみたら、新版が出ていました。
小説の翻訳が、約50年ぶりに改訂されたのだそう。
現代的な表現や言い回しになり、読みやすくなっているそうです。
フィンランド最新刊と共通のカバーデザイン、美しい水彩画が使われていることも魅力です。
私はまだ持っていませんが、欲しくなってきました・・。
ムーミン展で購入したポスター
最後は、ムーミン展で購入したポスター。
まずはこちら。
冬の海(川?)で釣りをするトゥーティッキ。
そしてこちらは、
お花畑に登場人物が集合している、美しい絵です。
この絵は、「ムーミン谷へのふしぎな旅」という絵本に使われています。
描き込みが細かく、ヤンソンの絵の中でも特に気に入っています。
おわりに
独特の陰と不思議な魅力を感じる、トーベ・ヤンソンの絵。
子どもの頃から惹かれていたけれど、大人になった今も変わらず好きでいます。
部屋に飾ったムーミンの本やポスターを眺めながら、
時には本の言葉も味わいながら、
これからもムーミンの世界に魅了されていきます。
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